運動神経、知覚能力を向上させ、運動野や小脳を鍛えるトレーニングを解説。
・壁から1.5メートルほど離れて立つ。
・目を閉じたまま少しずつゆっくりと壁に近づく。
・壁から2〜3センチのところまで近づいたと思ったら目を開け、壁との距離を確認する。正確な距離まで近づけるよう繰り返し練習する。
・目を閉じたまま壁や家具に触れないように家の中を歩き回る。
・時計を見て時刻を確認する。
・目を閉じ、数を数えたりせずに3分経ったと思ったところで目を開け、時計で時間の経過を確認する。
・ペンライトを顔の正面に位置させる。まっすぐ前を見たまま頭を動かさずにペンライトを見つめる。
・ライトを顎の下に移動し、頭は動かさずにライトを見つめる。5つ数えて視線を正面に戻す。
・ライトを右のほうへ動かして右耳から15センチのところに移動する。頭を動かさずに5秒間ライトを見つめ、視線を正面に戻す。左側でも同様に行う。
・ライトをゆっくりと動かし、頭は動かさずに目だけでこれを追う。頭の上、顎の下で弧を描くように動かす。これを5回繰り返す。
・反対の手でも同じように訓練する。
・ライトを持って肩の高さで腕をいっぱいに横に伸ばす。ゆっくりと腕を伸ばして顔の前を通り反対側まで移動させる。ゆっくりと元に戻す。このときも顔は動かさず、目だけでライトを追う。これを5回繰り返す。反対の腕でも同様に行う。
・以上の練習を片目でも行う。最低週3回訓練する。
・思いつく限りの動物の鳴き声を真似て録音する。
・次の日に聞き返して鳴き声を確かめる。
・動物以外にも身の回りの色々な音(電話、自動車、呼び鈴など)でも訓練する。
・ラジオのニュースか対談番組を選ぶ。音量は最小にする。
・紙の上に1本の線を引き、線の端に鉛筆を置く。
・ゆっくりとラジオの音量を大きくしながら、右手で線に沿って鉛筆を動かす。
・ラジオの話の内容が聞き取れるようになったところで線の上に印をつける。
・できるだけ早く聞き取れるように努めながら繰り返し訓練する。
・綿棒にバニラエッセンスを一滴つけ、紙にバニラと記入して綿棒と紙を封筒に入れる。アンモニア、サラダ油、水、アルコール、酢について同様の準備をする。
・目を閉じて封筒を選び、綿棒を取り出して匂いを嗅ぐ。これを全部の封筒で1分間間をおきながら行う。
・嗅いだ順番に何のにおいであったか書き出す。
・5本の綿棒をそれぞれ塩水、レモン汁、砂糖、酢、水にひたし、正解を書いた紙と一緒に封筒に入れる。
・封筒のひとつから綿棒を取り出し、舌の先のほう、真ん中、手前、側面で味を確かめる。1分の間をおきながら全部の封筒で行う。
・少なくとも月に1回、できれば週1回色々な味でこのテストを行う。
・誰かに指で背中に文字を書いてもらい、これを判読する。
・判読できるようになったら、文字数を増やす。
・ビロード、綿、羽毛、紙やすりなど、色々な素材の小片を封筒に入れる。
・目を閉じて指先だけで何であるかを当てる。
・誰かにそれぞれの小片で背中を撫でてもらい、何であるかを当てる。
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