運動神経、知覚能力を向上させ、運動野や小脳を鍛えるトレーニングを解説。
・1冊の本を頭に乗せ、バランスを取りながらまっすぐ歩く。床にひもを置いたり床の模様などを利用して、できるだけまっすぐにゆっくり歩く。
・横歩きでも同様に行う。また、歌を歌いながら行う。
・本を1冊床の上に置く。20歩ほど下がって邪魔になるものがないことを確認してから後ろ向きに歌を歌いながら近づき、こことおもうところで腰をかがめて本を拾い上げる。1回ごとに距離を伸ばすようにして3回繰り返す。
・両方の足に均等に体重をかけ、バランスをとる。目を閉じて3つ数える。
・目を閉じたまま右足に重心を移してバランスをとり、3つ数える。
・目を閉じたまま重心を左足に移し、3つ数える。
・目を開け両足に均等に体重をかけ、5つ数える。
・目を開けたまま重心を右足に移し、左足を曲げて右膝の後ろにひっかけ、3つ数える。
・重心をもとに戻し、3つ数える。
・重心を右足に移し、左足を手でつかみ、3つ数える。
・毎回バランスをバランスをとる時間を延ばし、目を閉じて15まで数えられるようにする。
・床かベッドの上に毛布を広げる。一方の手を出して左右に3回ずつ転がる。
(動きの中での体のコントロールの練習になる。)
・足を床につけたまま、テーブルあるいは机の上に覆いかぶさり、向こう側のヘリを手でつかむ。
・一方の膝を曲げ、膝が外に向かないように注意しながら、足を真上に持ち上げる。左右の足で10回ずつ。
(足と脳の間の、脊椎を通したコミュニケーションをスムーズにする。)
・立ったまま、肩を前へすぼめ、上下に動かし、後ろにそらす。10回繰り返す。
・一般にダンスは小脳のよい訓練になる。特にスクウェアダンスは、音楽に合わせて体を動かすとともに、指示者の指示に従わなければならないので、小脳の運動として優れている。
・パントマイムだけで物事を表す。小脳とともに体の動きをつかさどる右脳のためにもよい。
・一方の手で頭を撫で、同時にもう一方の手で胃のあたりをさする。手をかえてそれぞれ20回ずつ。なるべく速く繰り返す。
・硬貨を100枚ほど用意して、できるだけ高く積み上げる。いくつかの種類の硬貨を混ぜるのもよい。
・硬貨かボタンをテーブルの上にまく。30秒の間にできるだけ多くを手でつまみ、別に用意した小皿に移す。
・ピンセットを1本と虫ピンを数十本用意する。虫ピンをテーブルの上にまき、ピンセットで1本ずつつまみあげて小皿に移す。30秒の間になるべく多くつまむ。
・指を1本ずつ曲げる。
・指を1本ずつ振る。
・手を机の上に置き、指で表面を叩く。
・左の小指から順番にそれぞれの指先で円を描く。
・指を伸ばして互いにくっつけ、次いで1本ずつ離す。
・指を広げたまま、拍手をするように指と指を合わせる。
・小さな箱かかごを用意し、これにボールやスポンジあるいは柔らかい布を出したり入れたりする。手元を見ないで出し入れを繰り返す。
・ボールを放り上げ、落ちてくるまでの間に床に置いたおはじきを拾う。手の動きの素早さと調節の訓練になる。まずおはじきを1個拾うことから始め、しだいに数を増やす。
・新聞や雑誌に載っている絵を、輪郭に沿ってはさみでていねいに切り抜く。あるいは鉛筆で輪郭をなぞる。
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