ビジョントレーニング、スポーツビジョン訓練の全ての具体的なトレーニング方法の解説。ビジョントレーニング、スポーツビジョン訓練には動体視力を鍛えるトレーニング効果、知能を上げる効果もあります。
・1 眼球運動のコントロールの訓練
・2 焦点合わせ機能の訓練
・3 両目の協調性の訓練
・4 眼の運動能力を高める 眼を素早く、正確に動かすトレーニング
・5 眼と体の動きの統合
・6 眼と手、体の動きの協調性を高める 眼で感じ、手で見るトレーニング
・7 イメージを作り上げ操作する 創造性を高めるトレーニング
■ビジョントレーニング、スポーツビジョンは眼球運動のコントロール能力、焦点合わせ機能、両目の協調機能、動体視力、立体視能力、奥行き認識能力等の視覚能力を向上させるトレーニングです。
これら種々の視覚能力は知能の発達、学習能力に大きな影響を与えます。
学習障害の中には視覚機能に問題のある場合もあり、そのような場合にはビジョントレーニング、スポーツビジョンによって学習能力を正常化させることが可能です。
また、「頭は3週間で良くなる!―世界の権威が実証した、“驚異”のノウハウ!」においても視覚能力と知能の関連性が重視されています。
ハイハイ運動によって鍛えられた焦点合わせ機能、両目の協調性をビジョントレーニング、スポーツビジョンによってさらに向上させることも可能です。
素早くかつ正確に眼球を動かす訓練です。
比較的低速な目の運動であるパースーツ、追従眼球運動と、素早く視線をうごかすサッカード、衝撃性眼球運動を訓練します。
・パースーツ(追従眼球運動)の訓練。
■訓練法
・野球のボールの表面のあちらこちらにアルファベットを記したシールを貼り、このボールを天井から目の高さにひもで吊るす。
・ボールから20センチくらい離れて立ち、ボールを左右にゆっくりスイングさせ、そのボール上の文字を声を出して読む。
・注意力を分散するため、同時にトレーナーに簡単な計算問題を出させ、これに答えていく。
・慣れてきたらボールとの距離を様々に変えて訓練する。
・訓練時間・・・3分
・サッカード(衝撃性眼球運動)の訓練。
■訓練法
・トレーナーは訓練者と40センチの距離に立ち、消しゴム付き鉛筆を消しゴム部分を上に向け、それぞれの手に一本ずつ持つ。距離は30センチほど離す。高さは訓練者の目の高さ。
・両手に持った鉛筆をゆっくりと回転させる。時計回り、反時計回りの両方を行う。
・訓練者はメトロノームの音に合わせて左右の消しゴムを交互に見る。頭は動かさないこと。
・最初はゆっくりの速度で正確に行えるまで訓練する。
正確に出来るようになったらメトロノームのテンポを上げていく。
・慣れてきたらスインギングボール・チェーシング同様単純計算等の注意力を分散させる訓練を加える。
訓練時間・・・2分
・サッカード(衝撃性眼球運動)の訓練。
■訓練法
・20〜30センチ四方の紙にひらがなをを1.5センチ大の大きさで並べて書く。
・この紙から1.5メートルくらいの距離に立つ。
・まず最上段の一番左の文字を読み、次に最下段の一番右の文字を読む。
・次に最上段の左から二番目の文字、その次は最下段右から二番目の文字・・・という順番でよんでいく。
・最上段、最下段が終わったら次は上から二段目、下から二段目、その次は上下から三段目、という順序で読んでいく。
・これをメトロノームに合わせて行う。
・次にもう一枚同様の紙(ただし文字構成は異なるものにする)を10センチ離して横に貼る。
・一枚目と二枚目を交互に読んでいく。
・さらにもう二枚の紙を二枚の紙の下に貼り、これらを行き来して読む。
・慣れてきたら単純計算等の注意力を分散させる訓練を加える。
訓練時間・・・5分
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