スポーツビジョン訓練、ビジョントレーニングの全ての具体的なトレーニング方法の解説。ビジョントレーニング、スポーツビジョンは眼球運動のコントロール能力、焦点合わせ機能、両目の協調機能、立体視能力、奥行き認識能力、動体視力等の視覚能力を鍛えるトレーニングです。 これら種々の視覚能力は知能の発達、学習能力に大きな影響を与えます。 学習障害の中には視覚機能に問題のある場合もあり、そのような場合にはビジョントレーニング、スポーツビジョンによって学習能力を正常化させることが可能です。
・1 眼球運動のコントロールの訓練
・2 焦点合わせ機能の訓練
・3 両目の協調性の訓練
・4 眼の運動能力を高める 眼を素早く、正確に動かすトレーニング
・5 眼と体の動きの統合
・6 眼と手、体の動きの協調性を高める 眼で感じ、手で見るトレーニング
・7 イメージを作り上げ操作する 創造性を高めるトレーニング
視覚と様々な体性感覚を統合する訓練。
周辺視野と眼と手の協調性の訓練。
・ホワイトボードの前に立つ。距離は肘を体につけ、両腕をまっすぐ前に突き出した状態で指先がホワイトボードに触れる程度。
・鼻の正面あたりの位置に×印を書く。
・両手にペンを持ち、眼の高さに腕を上げ、右手は左回り、左手は右回りの円を体の両側にひとつずつ同時に描く。一周で終わるのではなく、数回繰り返す。両腕をリズミカルに動かし、毎回同じ大きさの、形の良い円が描けるようにする。力は抜く。
・同じように、今度は右手、左手と反対方向に向かって円を描く。2つの円がうまく描けたら、右手、左手と同じ方向の円を描く。
・訓練者と指導者が腕の長さぐらい離れて向かい合って立つ。
・指導者は右手、訓練者は左手を前に出し、お互いの手を指先まで軽く合わせる。
・指導者はゆっくりと大き円を描くように、左手を時計回りに回す。それに合わせて訓練者は視線を外したり、指先が離れないように注意しながら左手を動かす。
・指導者は手を反時計回りや、異なる角度で回したり、最終的にはランダムに動かしたりする。
・もう一方の手でも行う。あるいは指先だけが触れた状態で行う。
・訓練者は4つ這いの姿勢から右手をまっすぐ前に、左足をまっすぐ後ろに伸ばし、この状態でバランスをとる。視線は常に正面。
・指導者は訓練者を軽く横から押す。訓練者はバランスを維持する。反対側からも同じように押す。
・今度は左手と右足を伸ばして、同じことを行う。
訓練時間・・・3分
・指導者と訓練者が40センチぐらい離れて向き合って座る。指導者は手に直径50センチほどのガラスコップを持つ。
・指導者はコップの口が訓練者に向いている状態で、なるべく腕を伸ばして、訓練者の周辺視野のどこかにコップを掲げる。
・訓練者は指導者の鼻から視線を離さずに、片手の人差し指をコップの中に指を縁に触れることなく入れる。このとき、訓練者は腕の動きを自分の頭の後ろからスタートさせる。つまり、自分の指も自分の視野の外から始動させる。
・コップの位置を変え、同じことを繰り返す。
・立って行ったり、バランスボードの上で行うとより難易度の高い訓練になる。
・直径3センチほどのボールのついた紐を口に噛んでぶら下げ、振ったり体を揺らしたりして、ボールをコントロールする。
・ボールを頭と体全体を使ってスイングできるかやってみる。
・直線や円を描くようにスイングする。ボールを眼で追い、足や他のものにぶつからないようコントロールする。
・体の動きを使いながら、ボールの動きをなるべく早く止める。
・円を描いている時に、逆方向へ回転を変えてみる。
・紐に注目してみる。紐が2本見えて、それがボールからVの字を描いているのが理想。
・ボールが床に触れないように、どのくらい床に近づけられるかやってみる。
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