スポーツビジョン訓練、ビジョントレーニングの全ての具体的なトレーニング方法の解説。ビジョントレーニング、スポーツビジョンは眼球運動のコントロール能力、焦点合わせ機能、両目の協調機能、立体視能力、奥行き認識能力、動体視力等の視覚能力を鍛えるトレーニングです。 これら種々の視覚能力は知能の発達、学習能力に大きな影響を与えます。 学習障害の中には視覚機能に問題のある場合もあり、そのような場合にはビジョントレーニング、スポーツビジョンによって学習能力を正常化させることが可能です。
・1 眼球運動のコントロールの訓練
・2 焦点合わせ機能の訓練
・3 両目の協調性の訓練
・4 眼の運動能力を高める 眼を素早く、正確に動かすトレーニング
・5 眼と体の動きの統合
・6 眼と手、体の動きの協調性を高める 眼で感じ、手で見るトレーニング
・7 イメージを作り上げ操作する 創造性を高めるトレーニング
・指導者は机の上に、小さな人形、オモチャ、積み木、日常品、筆記用具などを6〜7個ほど置く。
・訓練者はそれらを3〜10秒ほど見て配置を覚える。
・訓練者は後ろを向く。
・指導者はアイテムの配置を変える。また、1つのアイテムを取り去ったり、別のアイテムを加えたりする。
・訓練者は振り返り、配置の変化を指摘する。
訓練時間・・・10分
・指導者は訓練者に、「テーブルまで行って、水を汲み、半分だけ飲んで、そこにある赤い本を取り、28ページに書いてある詩を読み、空のコップを椅子のところまで持っていく」などという指示を一度に与える。
・訓練者はこの指示を口に出さず、順番を間違えず、また飛ばさずに実行する。
・指導者は訓練者が間違いなく実行したか確認する。
訓練時間・・・15分
・指導者は、次のような一連の仕事のリストを書く。
1、立ち上がってその場で3回回る。
2、机のある場所へ行き、鉛筆と紙を持ってきて、名前と住所と電話番号を紙に書く。
3、グラスに水を半分注ぎ、飲み干して自分の椅子に戻り座る。
・訓練者はこれらを行うのにどれくらい時間がかかるか予想する。
・次にこれらを実際に行い、指導者はかかった時間を計る。予測した時間と比べ、どのくらいの差があったかディスカッションする。
・次に、訓練者がこれらを2倍の時間をかけるつもりでやってみる。最初と比べて実際にどれくらい時間の差が出たかディスカッションする。
・今度は2分の1の時間ですませるつもりでやってみて、うまく時間を推測できたか、どれくらい時間の差が出たか、推測時間は多めであったか少なめであったか、などをディスカッションする。
訓練時間・・・20分
・指導者は5桁の数字を訓練者に伝える。
・訓練者は頭の中でその数字を意識しながら、逆から読む。
・訓練者のレベルに合わせて数字の桁数を増減させる。
訓練時間・・・5分
・5〜6人で訓練を行う。
・最初の人が、「私はサファリ旅行へ行って、ライオンの仮面を持ち帰りました。」と言う。
・次の人は、「私はサファリ旅行へ行って、椰子の実の置物とライオンの仮面を持ち帰りました。」と言う。
・3番目の人は、「私はサファリ旅行へ行って、麦藁帽子と椰子の実の置物とライオンの仮面を持ち帰りました。」と言う。
・このように次々と1つだけ自分で考えたアイテムを増やしながら、イメージを保存し、順番を間違えないように言っていく。同じアイテムを繰り返さないこと。アイテムを抜かしたり、順番を間違えた人がマイナスポイントになる。
・難易度を上げるためには、次のように数の情報を加える。
「私はサファリ旅行へ行って、1つのライオンの仮面を持ち帰りました。」
「私はサファリ旅行へ行って、2つの椰子の実の置物と1つのライオンの仮面を持ち帰りました。」
「私はサファリ旅行へ行って、3つの麦藁帽子と2つの椰子の実の置物と1つのライオンの仮面を持ち帰りました。」
訓練時間・・・20分
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